アムステルダム市内西部にあるスローテル湖。賑やかな中心地から自転車で30分もかからない場所にある、緑に囲まれ、鏡のような水面が広がる静かな湖だ。
その湖の上を、小さな三角屋根の家のような船が滑るように進んでいく。近づいてみると、それは湖に浮かぶ薪サウナ。名前は「Warm Hearts Sauna(ウォームハートサウナ)」。アムステルダムの湖に浮かぶ、アムステルダム初のサウナボートだ。
中に入ると、薪で温められた木の空間が広がっている。船は湖をゆっくりと回遊し、熱くなった頃に停まる。扉を開けると、目の前には冷たいスローテル湖。そのまま水面にどぼんと飛び込む。身体が冷えたらまたサウナへ戻る。緑がきらめく湖の上で、熱と水、静けさと会話を行き来していると、時間の感覚がほどけていく。