渥美清といえば、国民的シリーズ『男はつらいよ』の寅さん。
だが彼の俳優としての凄みは、笑いの奥に潜む“静かな哀しみ”を演じきる力にもあった。
1972年公開の映画『あゝ声なき友』は、その魅力が凝縮された一本だ。
©1972松竹株式会社死んだ戦友たちの遺書を届けるため、日本中を旅する男の物語。
戦争そのものではなく、戦争のあとを生きる人間の時間を見つめた、忘れがたい日本映画である。
『あゝ声なき友』は1972年に公開された作品。
監督は社会派映画の名匠・今井正。
原作は有馬頼義の小説「遺書配達人」。
脚本は鈴木尚之。
主演は渥美清である。
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