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Publisher:  Unclaimed!
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Message History

高岡早紀が時代劇の画面に立つと、闇に体温が宿る。

それは、ただ美しいからでも、男を惑わせるからでもない。

彼女が演じる女性たちは、欲望も、寂しさも、愛されたいという願いも、きれいに整理しないまま抱えている。
微笑みの奥に傷があり、柔らかな声のなかに強い意志がある。
だからこそ、その存在は見る者の心をざわつかせる。

今回取り上げるのは、1994年の映画『忠臣蔵外伝 四谷怪談』と、2006年製作のテレビ時代劇『仕掛人 藤枝梅安』。

高岡早紀が演じるのは、愛する男に裏切られ、やがて伝説の幽霊となるお岩。
そして、人を救う鍼医者と、人を殺す仕掛人という二つの顔を持つ藤枝梅安の恋人・おもんだ。

一方は、愛によって物語を燃え上がらせる女性。
もう一方は、...


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名取裕子という俳優が画面に現れると、その映画には、どこか説明しきれない“揺らぎ”が生まれる。
微笑んでいるのに、何を考えているのかわからない。
華やかなのに、ふとした瞬間に寂しさがにじむ。
男たちを翻弄するように見えながら、実は誰よりも居場所を求めている――。

1980年代の日本映画で名取裕子が体現したのは、単純な「美しいヒロイン」ではなかった。
欲望、孤独、生活への渇望を内側に抱えた、ひと言では説明できない女性たちである。

今回は、1984年の『彩り河』から、1999年の『しあわせ家族計画』まで、松竹映画5作品を通して、その変化をたどってみたい。

サスペンスの中心に立つ女性、骨董店にふらりと居つく女、孤独な男の部屋を訪れる隣人、国民的喜劇をかき回す歯科医、そして...


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刑事ドラマには、事件を解決する快感がある。
だが、長く愛される刑事ドラマには、それだけではない“人の痛み”が残っている。

藤田まこと主演の人気シリーズ『京都殺人案内』は、まさにその代表格だ。
京都府警の人情派刑事・音川音次郎、通称“音やん”が、京都の街を起点に、ときに全国各地へ足を運びながら、事件の背後にある人間の業、家族の傷、時代の不安を見つめていく。

『京都殺人案内』は、ABC・テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送され、30年以上にわたって続いた長寿シリーズ。
公式資料では全32作、シリーズ平均視聴率18%以上を記録した人気作とされている。
第1作は山村美紗原作、その後は和久峻三原作の音川音次郎ものへと軸足を移し、藤田まことの代表的なテレビサスペンスとして定着した。

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世界最大級の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスが今年も始まる。

選手たちは国境を越え、山岳を越え、平坦路を集団で切り裂き、時には時速60キロを超えるスピードでゴールへ飛び込んでいく。
黄色いジャージ、沿道を埋め尽くす観客、ヘリコプターから映し出されるフランスの美しい風景。
ツール・ド・フランスは、単なるスポーツイベントではない。
人間の限界、チーム戦術、国民的熱狂、そして“英雄”を生み出す壮大な舞台である。

しかし、その輝きが強ければ強いほど、影もまた濃くなる。

今回の金曜映画ナビで紹介したいのは、自転車ロードレースの栄光と闇を描いた映画『疑惑のチャンピオン』。

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