放課後の部活が終わったあとのロッカールームは、夕暮れの淡い光が差し込んで、驚くほど静まり返っていた。
外から聞こえていた生徒たちの声も遠ざかり、カチャリと内側から鍵をかけた瞬間、部屋の中は完全に自分だけの空間になる。薄暗い空気の中に、わかばの控えめな足音と、小さな呼吸の音だけが静かに響いていた。
放課後の静寂と、一人きりのロッカールーム金属製のロッカーが並ぶ細い通路は、夕暮れの影が長く伸びて少し肌寒い。誰の視線もないことを確かめるように周囲を見渡したわかばの頬は、一人きりの緊張からか、ほんのりと赤みを帯びていた。
誰もいない空間と、静かに確かめる気配ロッカーの前に立ち、わかばはゆっくりと息を吐き出した。普段は友達の笑い声で賑わう場所も、今は時計の秒針の音だ...